去年見たアニメの雑感を駆け足にその3

海月姫

むっちゃ笑った。
男性おたくを主軸にする作品はそこそこあるものの、女おたくに主軸をおいた作品。
かといってBL的腐女子でもなく、文字通り「女おたく」という感じ。
一刻館的ぼろアパートでの共同生活に、女装が趣味というキャラを挿入してドタバタさせつつ話を展開する感じ。
多分、女装キャラという所がポイントで、男性でも美しくなれるように、女おたくでも合ったおしゃれをすれば綺麗になれるという話か。
ノイタミナの11話枠ってのがちょっともったいない。2期、3期とやってほしい。
しかし、クラゲのドレスあんまり美しくなかった…w

ぬらりひょんの孫

何が面白いのか(ぉ
1期は主人公が属するぬら組をヤクザの組にたとえて、いわゆる任侠の人と一般人がどう付き合うのかっていう暗喩的な捉え方も出来たのだけど、2期からは単純なバトル物になってた。

輪るピングドラム

「よくわからないけど面白い」
個人的にはこの一言に尽きる。
すっげー情報密度が高そうな話のつくりの一方、変身バンクを入れたり「生存戦略」「きっと何者にもなれないお前達に告げる」的なキャッチーなセリフを入れて、エンターテイメント的にも見られるようにしてあった名作。たぶん名作。
「よくわからない」という要素は、伏線が多そうでかつ暗喩も多そうでどうやって受け取っていいのか悩ましい所。
とりあえずBD買って再見する事に。

R-15

高校生なのにエロ小説家という設定と一見投げやりにしか取れないネーミングセンスが面白かった作品。話としては褒めるほどでもないw

異国迷路のクロワーゼ

うーむ、良くも悪くも「空気」すぎた。
文化が断絶後の西洋化に慣れきった自分たちにとって、異国情緒というのはむしろ日本人女性の湯音だったという読み解き方はできるのだけど、心地よく作りすぎて、刺激が足りない感じ。ARIAが好きな人にはいいのかも。

神様ドォルズ

OPEDが印象的だった。石川千晶が歌っているのだけど、多分、石川さゆりが歌ったら演歌になるという曲だった感触w
話的にも、都会と閉鎖されたムラ社会というのをそれなりに書けていて、面白くなると思って来たら、1クールで終わりだった。これは2クールは最低でもやるべきだっただろう。

青の祓魔師

それなりに楽しめた。異能力バトル物でジャンプ系として自然とぬら孫と比べられてしまう存在なんだけど、こちらの方が段違いによい。
その良さというのは、主人公の双子をサタンのハーフとし、サタンを目の敵にする生徒が多い学園に放り込んだ事。これによって、「血統」による憎しみや差別とどう向き合うのかという縮図になっている。意図的か無意識かわからないが、サタンと敵対する組織をバチカンとしたことで、一神教の話に見せかけつつ、学園は多宗教という感じで、一神教と多宗教の受け入れにくさ的なのを描いていたような気がする。

アニメアイドルマスター

これは、アイマスファンのためのアニメ。あ、まだ最終回見てないので、全体的な評価は保留。
黒歴史化されているゼノグラシアは声優が違うなど、アイマスファンの方向を向いていなかった作品に対して、今期のアニメアイマスは声優が同じなのはもちろん(2準拠だけど)、挿入歌、ED曲を積極的に既存曲を入れたり、中盤からは新曲も入れたりと、物語があって楽曲もあるといういかにもアイマス的なファンのためのメディアミックス。
純粋にアニメファンとしてみると1話目でメインキャラ十数人入れると受け手は混乱するよなぁって感じ。

ロウきゅーぶ

籠球部なんだけど、ロリきゅーぶでした。
ものすごく好意的に見れば、センスがある子ひとりのワンマンチームが、チームプレイが出来るようになるまで成長する物語としてみることができなくもないが、すばるんの「小学生は最高だぜ」に代表されるセリフがどう聞いてもロリコン的にしか受け取れなかった作品。

うたのプリンスさま

ガールズサイド的アイマスかとおもったら、逆ハーだった。
挿入歌好きとしてはマジLOVE1000%クラスの曲が数曲はいっていたら楽しめたと思うのに。
しかし、男性声優に興味がない自分がこの作品を見ていたのが最大の謎w

クラナド

古い作品だけど2011年に。
多分、初見時に挫折してる。
出だしの会話の一方通行ぷりを我慢できて、風子の存在を楽しめれば作品全体も他のしめれるかなって感じで。
もしかしたら、ギャルゲー的シナリオをパラレルワールドとして物語に取り込んでいるのかなとも思いつつ、未見のアフターストーリーまで見ないとわからなさそう。

バカテス2期

タイトルからするに勉学的偏差値を能力値にしてバトルさせるだけかと思いきや「バカ」の部分に重心があってその辺は楽しめた。しかし、やっぱり、偏差値バトルは退屈で、多分、作り手側もその退屈さは理解しているみたいで、バトルの条件をひねったり、そもそも頻度を少なくしたり。

うさぎドロップ

これはよかった。りんちゃんカワイイ!
独身男が幼子の里親になるという、ほぼありえない設定だけど、その枠組みの中で、こどもができるって事はどういう事か丁寧に描いていたと思う。
ちなみに、こどもができて自分の時間が取れなくなるというのは非日常ではなく、日常の形が変わったのだ的な締め方。
原作は結構先まで続いているのだけど、まとめ方がうまく、ノイタミナ11話枠でも不足感はなかった。つーか、2011年もあいかわらずノイタミナの打率がたけぇ。

米国版デカレンジャー

これはどういう所が楽しめるのかという前提から説明せなばならないw
まず、日本でやっている戦隊ものは90年代からアメリカでアレンジされて「パワーレンジャー」として放映されている。そのパワーレンジャーは日本版戦隊の変身後の映像やロボシーンをそのまま切り貼りしているものの、ドラマパートは外人(意図的に多国籍)がやっていたり。そして、なんの戦隊でも「パワーレンジャー」という名前になってて、中でも、デカレンジャーパワーレンジャー版はかなり評価が高かったようで、日本に逆輸入。吹き替え声優がデカレンジャーのメンバーという事もあり、デカレン好きの自分としては存在だけでも嬉しい作品。
吹き替え逆輸入ははじめて?
話の内容はオリジナルの方が面白い…。

BLOOD-C

対妖魔バトル物なんだけど、中盤以降からバトルが激しくなってきて、仲のいい同級生とかが平気で妖魔に食われる。
グロ作品としてはまあいいのだけど、主人公のハイパー能力が人が食われたあとに発動して、爽快感が全然感じられなく、ラストで「あれは茶番でした」みたいな締め方でどうしろとw<多分、映画みろって事だとは思うが…。

ベン・トー

今日のつぶやきで書いたかな?
ここ最近、「とりあえず女の子と男の子が何かと戦っている」作品が多く、何と戦っていたのか全体的に印象が薄くなる中で、この作品は、「半額弁当のため戦う」という忘れようがない印象の強さを持っていた。うむ、これ以上褒めるコトバがないw

たまゆら

カメラをキーアイテムにしている割に、どう考えてもシャッター速度1/10秒ぐらいだろうって場面で少なく見積もっても1/125秒ぐらいの軽快なシャッター音に微妙な違和感を感じたw
父親の遺品であるクラシカルなカメラを使うという、「継承」の物語だったのだけど、「目指す先」「未来」が何かがよくわからなく(仲良くなったプロのカメラマンがそれ?)、一歩間違えば「懐古的」としか言えないような作品だった。
「空気」感が気に入ればツボる作品だったかもしれない。

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このあたりで2011年に見た主な作品の寸評は終わりかな…。
いや、まだ、プリキュアシリーズという大物が控えているのですが。
しかし、勢いで打鍵すると結構辛口になるなw
普段のツイッターがわりと八方美人で褒める事しか書いていなかったのがモロバレだw

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今日のシェイプボクシングもおやすみ。
体重は+0.5kg。
正月太りってヤツか?w

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今日のラブプラスもさくっと。