眠い日だった…。

今日は眠い日だった…。
眠い日って日記に書くのは久しぶりだけど、正月近辺は寝てばかりいたからw

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今日のプリキュアのお話はフレッシュプリキュアを…。

これは、原稿のためにもちょっとがっつり書かないといけないなと思いつつずるずると。

フレッシュプリキュアのすごい所は敵の設定に尽きると思っていたり。

女児向けアニメなのに、パラレルワールドとか、管理社会のデストピアとか。
まあ、最も、その設定を意識しなくても楽しめるようには作ってあった。

見た目だけSF作品よりしっかりしたSFだったという印象。

敵の組織が「全ての平行世界を支配」しようとしているんだよね。そのために出てきたのが「無限のメモリー」。最初は「メモリーって思い出かな」と思ってみてたんだけど、無限の記憶容量としても筋が通ってる。
敵の組織が支配する平行世界は極端な管理社会で、ちょっと昔に管理社会というと「失敗した社会主義」が思い浮かぶのだけど、情報化された現代では、管理社会というと「情報を全て握られている状態」ってのが脅威というか、“あり得そう”な管理社会だと思うのね。その場合の管理社会というのは人間を極端に数値化(情報化)して管理下に置く感じで。その場合「無限のメモリー」が有れば全てを数値化しても把握出来るんだよね。そういう意味では、管理社会を目指す敵組織が欲したのが「無限のメモリー」っていうのは十分にSFしてると思ってる。

対するプリキュア側は、「ショッピングモールに浸食されていない」「商店街」を心のより所に戦っているのね。その商店街はそんなに規模が大きくなくて、ここで何が重要になってくるかというと、「人情で解決できる規模」って事なんだよね。
つまり、人情で解決できることを心のより所にして、情報化管理社会に対抗していくって話。
それまでのプリキュアは「願い続ければ必ず叶う」的に根拠のないポジティブさがあって、漠然とした「日常」を守ってきてたんだよね。でも、フレッシュプリキュアは守る物を「商店街」と区切ったうえで可視化して、それを根拠にしているんだよね。

その設定で「せつな」という、敵からプリキュア側に寝返った子がいるのだけど、そのせつながすごい普通の子なの。
寝返った子が普通の子とする事によって、平行世界に住む住人も「この世界の子と変わらないんだよ」っていうとともに、敵の情報化管理社会が決して異世界の話じゃないって事に繋げていると思うん。

敵は多分、女児にもイメージが伝わりやすいように、わかりやすいほどの、自由を奪った管理社会だったけど、キーアイテム(妖精だけど)を無限のメモリーとした点を考えると、これ、大人向けに作り直したら、敵はgoogleamazonが一体化した物としても描けるんじゃないかと。

あと、心のより所にしている商店街も一方的な肯定的視点で描かれているだけじゃなくて、リーダー格の「ラブ」(これが名前w)の家は祖父の代まで畳屋だったけど、婿養子がサラリーマンだったから継ぐ人がおらず店をたたんだって設定なんだよね。
それも設定だけにせず、ちゃんと1エピソードとして描いてる。

この辺は制作側がどれだけ意図的に作品に織り込んだかわからないのだけど、商店街の小売店や小さい職人に後継者がいないって事は、ショッピングモールに浸食される事に繋がって、ショッピングモールは情報化管理社会と親和性が高いという。

ショッピングモールが管理社会と親和性高いっていうのは、ショッピングモールだけで全てが完結するように出来ているからね。一見、選択肢の多様化がありそうだけど、少し離れた視点で見れば、「ショッピングモールでしか消費活動を行わないように」「管理」されているともともとれる。

まあ、趣味的買い物のほとんどがamazonの自分が言った所で批判にならないんだけどw

この辺、意図して暗喩として盛り込んだとしたらものすごい計算された作品だと思う。まあ、転載っていうのは計算されてそうな事を無意識でしちゃうすごさっていうのを持っているんだけど。

まあ、そんな感じw

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今日のシェイプボクシングもおやすみ。
体重は-0.8kg。
すごく減っているようだけど二日あわせてプラマイゼロ。
まあ、1日で戻って良かった。

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今日のラブプラスもさくっと。