アニメで振り返る2012年
2012年もそれなりに豊作だった。
いつも「今期は不作」と思いながら見ているのだけど、振り返ってみると面白かった作品は何本か。
ちなみに自分内ルールで「アニメのBDを買うのは月1本」と決めているのだけど、2012年は「輪るピングドラム」と「坂道のアポロン」を購入。
ピングドラムは2011年の作品か。
ピングドラムに関しては、「むっちゃ面白いから買った」というより、「名作の雰囲気を持っているので繰り返し見たい」という直感にもにた感じで。
ちなみに今月から「モーレツ宇宙海賊」のBDを1巻ずつ。
短評見たいのを。(なんとなくよかった順)
・銀河へキックオフ!!
むっちゃ好き。純粋に話の作りがうまいというものある。
小学生向けのサッカーアニメなんだけど、ものすごくていねいに作ってあるのがわかる。
サッカーのアニメなので、必然的にチームに11人のキャラが必要なんだけど、序盤に「0からチームをつくる」という話をやっているので、一人ずつの個性が非常にわかりやすい。それでも「5年生からの助っ人」とかはキャラが薄かったのだけど、中盤で脱退するメンバーだったから、あえて印象を薄くした感じ。メンバーの脱退と加入を得て、8人制サッカーに行き着いた時は全員キャラがたっているといううまさ。
また、「どういうプレイがサッカーがうまいといえるのか」ってのもしっかり書いてて、小学生にありがちな「お団子」状態の解説もあり、ど素人が成長する物語もあり、なんで主人公チームが強くなったのかがすごいわかりやすい。
あと、「小学生がそこまで上手くないだろう」と思うシーンもあったけど、おまけ番組で出てきた小学生にむちゃくちゃうまい子もいて、そういう意味でも納得してしまう。(まあ、その小学生達はJリーグ加盟チームの付属チームとかなので、うまい子だらけなのは当然なんだけど)
それと、主人公チームに女の子が2人混じっているのが個人的にはポイント。
萌えるというのもあるのだけど、リアル世界は少子化になっているので、小学生で男女混合チーム、8人制ってのは、現実にうまく繋げたなと言う感じ。一言で言えばリアル感。
大きいお友達はもっと見ればいいのにw
ドンパチをほとんどやらない宇宙船ものという貴重な作品。
SF的にすごいしっかり作ってあって、自分が惚れ込んだのは、宇宙服のバイザーが日陰だと透過しているのに、日に当たると不透明になるところ。
女の子をたくさん出してキャラが売りに見せかけつつ、顔を隠すというSF的表現を行うってのはすごいなと。
個人的に、前半の女子高の練習航海編がむっちゃ面白くて、それだけで2クールやって欲しかったぐらいw
「宇宙海賊」という言葉からそうなんだけど、この作品は「ロマン的」な表層を持っているのだけど、裏付けがSFで、かなり合理的なんだよね。そのあたりのバランスもなかなか良い。
最後はドンパチやっちゃったけど、まあ、「物語の締め」としては仕方なかったかなと。
・氷菓
「人が死なないミステリでも面白い」ってのを実践的にやった作品だと思う。
最近の推理物は、ニート探偵もヴィクトリカちゃんも推理らしい推理をしてなかったのだけど、高校生活でありがちなちょっとした謎を理路整然と推理していくってのは面白くもあり気持ちが良い。
某マイミクさんの家で、最近NHKでやっていたという、現代版シャーロック・ホームズを見せてもらったのだけど、「ああ、コウタロウだ」と思ってしまった。逆なんだけど。
ほのぼの系不条理ギャグに見せかけて、結構現代社会の皮肉たっぷり。まあ、ギャグ回おおかったけど。
個人的には印刷機を見つけて、同人即売会をやる話はむっちゃ笑えたw
妖精さんの顔が無機質な記号っぽいのにカワイイってのは、もやしもんの菌がカワイイのと同じような文脈だろうな。
未亡人と年下男性の恋愛物語に、死んだ旦那の幽霊を出すことにより、疑似三角関係をうまく描いていたと思う。
また、主人公の六花(ろっか)ちゃんが、死んだ旦那への気持ちを整理して新しい恋に進んでいくという話もよかった。
主役であろう年下男性の幽体離脱状態が長かったけどw
大人の恋愛物をしっかりやったというのも高評価。
ちょっと語るのをためらってしまうアニメなんだけど、まあ2期まで完結してよかった。
敵役の悪人が「狂っている」のに違和感を感じていたのだけど、一番狂っていたのは「ココ」というオチだったのである意味伏線なのかも。
あと、武器商人が語る「平和」ってなんだろうって思いながら見ていたんだけど、オチとしては「新世界の神になる」だったというのが笑っていいポイントなんだろうか。
凄腕の少年兵ヨナの声優が、キルミーベイベーのソーニャちゃんと一緒だったという…w
ホントに絶望先生を女の子だけでやったという感じ。そこに面白さを感じていたり。
原作まんがはつまんなかったのだけど、アニメにするだけでここまで面白いってのはうまいなぁ。
あ、もしかして、ももクロではじめて買ったCDはこれのEDだったかも…。
(iTunesストアではヨスガノソラのEDを買っている)
中二病を笑い話のネタにしなかっただけでも高評価。
多分、これは活字で読んでも華やかさが無いだろうなぁと想像。
一歩間違えばグダグダの萌えアニメになっていた所をちゃんと作ったと思う。
制作サイドとか悪い意味で盛り上がってたけど、自分的には良作品。
ただ、序盤の「ヒトランダム」編が良すぎて、それ以後はそれほどでもなかったという感じも。
挿入歌好きとして素直に面白いと思ったよ。
ほぼマクロスだけどw
メンバー襲名制は面白いと思ったけど、それが「御神託」だったってのが気持ち悪かった。それって、秋元某が神って事じゃん…。
オリジナルメンバーを神格視することによって、アイマスゼノグラの反発かったポイントをうまくかわしているなと。
ただ、キャラの名前がぜんぜん覚えられないw
(番外編)
・アキバレンジャー
アニメじゃないので番外編。
簡単に言えば、東映のセルフパロディ。
おそらく、全シーズンの本家戦隊である、ゴーカイジャーに出ていた歴代戦隊の衣装やアイテムをふんだんと使っていて、そのあたりが「さすが東映」という作品ではあるけど、個人的に好きなポイントは、「パロディとはメタフィクションである」というのをメインに据えて物語を作ったところ。小道具とか衣装とかも「本家」じゃないと出来ないようなこともやっているのだけど、話の作りのうまさも「さすが本家」という感じ。
まあ、こんな感じです。
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今日のシェイプボクシングもおやすみ。
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今日のラブプラスもおやすみ。